2022.07.14
家具のお手入れ
『家具のお手入れ』
についてのお話し
知っているようで、
意外と知らないかもしれない。
そんな家具のお手入れを
ここではご紹介していきます!
お手入れ方法は、塗装によって異なります。
家具の塗装は一般的に、
ウレタン塗装とオイル塗装の2種類です!
『ウレタン塗装と
オイル塗装の違い』
■ウレタン塗装
一般的に多く使われている家具の塗装で
ウレタン樹脂を家具に塗り
木材の表面に塗膜を張っているものです。
硬化されるように塗膜を張っている分
傷や汚れに少し耐性があり、
メンテナンが楽な塗装になっています。
傷が入るとご自身のお手入れは
難しいのがたまにきず。
■オイル塗装
アマニオイルを中心とした液体状の
オイルと呼ばれるものを
木に直接塗り込んでいく塗装のことです。
ウレタン塗装と違い
表面の強度は少し弱いものの
木本来の質感はもちろん
使い込んでいくごとの
風合いの変化が楽しめます。
では、それぞれののメンテナンス方法を
さっそく見ていきましょう!
『メンテナンス方法』
◆ウレタン塗装の場合
傷や汚れのメンテナンスは
ご自身ではできませんが
日頃のメンテナンスは特に必要ありません!
固く絞った布巾で
日ごろの汚れを取り除くだけでOKです。
※注意点※
①アルコール度数の高い除菌等にご注意!
家具表面の塗膜部分とアルコール成分が反応し
塗膜が溶けてしまう可能性があります!
②ご自身での傷・汚れの
お手入れにはご注意!
ご自身で汚れ・傷をとろうとすると、
塗膜を剥がすことになるので
そこから色むらや傷・汚れが
目立つようになる可能性があります。
◆オイル塗装の場合
木の表面に
オイルを塗りこんでいるだけですので
季節の影響をとても受けます。
冬には水分が出ていき乾燥したり、
梅雨には水分を多く含むので膨張したり。
ですので、使用していると木がたわんだり
割れてしまう可能性も出てくるんです。
なので!
乾燥する時期と梅雨の時期の最低年2回は
オイルを塗りこんであげる作業が必要!!
手順はいたって簡単!
①木目に沿ってオイルを塗りこむ。
②乾いた布巾でオイルの拭き残りを取る。
③数時間乾燥させる。
これだけです!
どうしても傷や汚れが気になった場合は
ヤスリを使い気になる部分を削ります。
コーティングしていないからこそできる
長く美しく家具を
使っていくことが出来るオイルの魅力!
手順はこんな感じです。
①汚れを削りたい場合は、
木目に沿って削る!
木目と反対に削ると傷あとになります。
②ヤスリの粗さは、
粗め→細かめの順で行う。
粗目で削ったあとは、
見えない凹凸が表面にあるので
細かいヤスリで
表面を滑らかにしていきます!
これらを繰り返していくことで
経年変化はもちろん
使い込む楽しみも出てくるのが魅力的なんです。
塗装には美観、機能性
(防腐防カビ等)、保護の役割があります。
永く使っていくための役割です。
お手入れ方法を知って
皆さんにとって愛着のある家具にしていきましょう!